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これまでの軌跡

弊社の前身は日本の温泉を世界にPRする公益団体、一般社団法人文化協会です。海外に向けた日本の温泉文化の紹介と温泉地のインバウンドコンサルタントをVoyagin(現楽天トラベル)及び環境省・自治体と共に行なってきました。日本の温泉文化・湯治の発信サイト「Onsen Healing」(英語版)を開設すると同時に海外の温泉ファンに向けたFacebookを開設し、現在ではフォロアーが約1500人に達し、日本の温泉文化を発信しています。株式会社Bitは、これまでの知見と経験を生かし、日本の温泉資源商材(温泉の素、地域の特産品など)を海外に販売する新規事業を開始しました。日本のインバウンド貢献を目指します。​

私たちの使命

日本の癒やし文化
“ONSEN”を
世界に向けて発信

異文化を体験することの楽しみ

 

数年前、有馬温泉での出来事。 ひとり静かに素晴らしい源泉を楽しんでいたところ、多勢の外国人客が一斉になだれ込み、身体も洗わず、タオルを浴槽に浸し、ブールのように泳ぎ大騒ぎしていました。 他の日本人客は早々に退出してしまい、せっかくの温泉の雰囲気も台無しになった経験をしたことがあります。彼らは、悪気があってやった行為ではなく、単に日本の入浴マナーや温泉文化を知らなかっただけなのです。

 

日本は世界屈指の温泉大国で、世界に冠たる入浴文化を持つ民族だといわれいます。 火山の多い国土のいたるところに温泉が湧き出でている恵まれた自然環境に加え、古来の温泉信仰とともにあった温泉利用・活用から生み出される入浴文化である湯治の伝統と、温泉を利用する場である浴槽や湯屋、旅館つくりから生み出された伝統的な建築工芸文化、温泉地の形成を通じて生まれた温泉宿場文化などが日本人独特の温泉観、温泉文化をつくりだしてきたといえます。 古来より温泉は神聖な場所とされ、 病気や怪我を癒す不思議な水として利用され、人々は畏敬の念を抱いて接してきました。 それは、人間の理解を超えた自然への畏れであり、温泉地には数多くの薬師寺や神社とともに、 温泉にまつわる風習や伝説、入浴方法が数多く存在します。

 

 

訪日外国人旅行者の信頼獲得を目指して

 

当社は、日本の温泉文化(観光資源の魅力を引き出し)を海外に広め、温泉文化の継承と活性化・発展に資する事を目的とし、 全国各地の温泉施設に関わる人や一般の日本人が訪日外国人旅行者を誘致し、国際交流を実施うる為に講習会を定期的に行っています。又、温泉資源に関する日本各地の隠れた名産を海外に販売していくことで、海外にいながら日本の風情を楽しんでいただければ幸いです。 この意図が皆様に理解されて、国際的に日本の温泉が見直され、より深い温泉文化、意義のある活用がなされることを期待しております。

 

日本の温泉文化は、人が温泉と出会い、利用するようになって育まれたものです。 人無しでは文化は生まれません。 我々日本人が温泉との出会いに感じる喜びや感動を訪日外国人にも体験してもらい、情報のみの発信だけではなく、温泉にまつわる各地の物産を海外にお届けします。人と人が触れ合う異文化交流を通じて日本の温泉文化を外国人や訪日外国人旅行者が体験(ふれあい)する事で、 また日本のお湯に浸かりたいと思ってもらう事を期待しております。 そういった活動を地道に継続する事ではじめて日本が観光大国になるべき本来の姿と思います。

 

時代とともに温泉の楽しみ方は変化してきましたが、温泉は心身を癒してくれる、という認識は現在でも変わりありません。 海外に向けてこの“癒し文化”を広めていく所存でございます。

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